映像制作の相場はいくらなの?

動画の制作を検討しているけど何から始めればいいのかわからない。
”すぐではないけど、動画制作にあたっての準備はしておきたい。
自社の動画も作りたいんだけど、費用ってどのくらいかかるか見当もつかないし・・・
けっこう高いんだろうな・・・。
そんなことを思われている、企画担当者様に向けて少しでもお役に立てたらと思い今回の記事を書いていきます。
今回は、”映像制作の相場”ということをテーマに書いていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
よく聞かれる質問として”10分の動画作ったらいくらするの?”とか
”こんな動画作ったらいくらするの?”そんな質問をどうご返答するかなかなか難しい質問です。
”牛肉300gいくらするの”という質問をスーパーですれば、”○○円です。”と即答してくれるかもしれませんが、
牛肉だけではいろいろな品種や部位があって答えれるものではないかもしれませんし、
せめて何の料理に使うのか教えてもらえればどんな牛肉がいいか、提案も出来るのかもしれません。
まず、映像制作の価格帯を考えるうえで知っていただきたいことがあります。それは、映像をどういった工程で作っているかということです。
我々、制作会社は映像制作においてどれだけの仕事をするかが、金額を計算する上で重要になってきます。
もちろんそれでけでは決まってない部分もありますが、大きな割合を占めているのは間違いないでしょう。
そこで制作工程を知っておけば、どのくらいに人間が映像制作に携わっているか想像しやすくなると思います。
制作工程に関しては以前の記事を参考にしていただければ、わかりやすいと思いますが、こちらにも省略したものを記しておきます。
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企画、構成、台本撮影する内容や場所を決めたり、出演者のセリフを決めたりと撮影するまでの段階です。
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撮影機材やカメラを現場まで運びこみ、実際に撮影します。
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編集撮影データをもとに台本にそおって映像をつないでいきます。
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MABGMやナレーションを収録して映像と合わせて映像作品として形にします。
これ以外にもいろいろありますが、大きな流れで書くとこんな感じです。
ここまで読んでいただくと、”10分の動画作ったらいくらするの?”この質問に対しては、
答えにくい質問だというのがおわかりいただけると思います。
同じ10分の動画コンテンツを制作するとしても、一方は撮影が3日で、もう一方は1日かもしれません。
そうなると、他の工程の労力が同じであれば、撮影に3日かけた方が制作費用は上がります。
ひょっとすると撮影は1日でも CG(コンピューターグラフィック)を多用して、
非常に大きな費用がかかっているかもしれません。
こう考えていくと具体的な条件がないと金額はわからないという事かもしれないのですが、
それでも説明していくと、例えば台本の制作だったり、編集では、10分の動画か12分の動画かで労力に対して大きな差はないと思います。
つまり、金額も大きく変わりません。12分になったから金額も1.2倍となるものではありません。
それよりウエイトが大きいのは撮影日数ですね。朝から1日撮影すると、多くの場合スタッフを数名拘束することになります。
3~4名で撮影をしていたら、10万円前後はかかります。そうなってくると1日撮影なのか、4~5日撮影を行うのかの違いで大きく合計金額は変わります。
少し切り口を変えて、記事を読んでいただいている担当者様は、”こんな動画作ったらいくらするの?”そんな質問を
映像制作会社にしたことがおありかもしれません。
A社は30万円、B社は60万円、C社は180万円 なんて制作会社ごとに全然違う金額がかえってきて
”どれがまともな返答なのかわからない!”なんて思われたことがあるかもしれません。
こちらは”こんな動画作ったらいくらするの?”の”こんな動画”の設定が曖昧だったのではないでしょうか?
会社案内動画を作りたいと伝えるだけでは、それぞれの制作会社が”会社案内動画”という言葉だけから想像を膨らまして
A社はとりあえず最低の費用をおだししよう、B社はだいたいこんな感じなら一般的なクオリティーで出来る、
C社はわが社が出来る最高の提案をしよう なんて考えながら計算された金額かもしれません。
そういったことを考えていくと”具体的な内容が決まらないと金額なんてわからないな”となってしまいます。
そこで重要なのは、何のために動画コンテンツを作るのかという目的を明確にもっておくということです。
それを制作会社に伝え、相談していけば”会社案内動画”というザックリしたニュアンスからスタートしても
動画の中に何が必要で、何が不要かが見えてきますからずいぶん的は絞り込めると思います。
そのうえで決まった予算がおありであれば予算のことも伝え、目的と予算にあった提案が担当者様にスムーズにかえって来ると思います。
”そんなことよりまずは見積もりをだせ!”とか
”なるほど、そうかまずは相談してみよう”とか
動画に興味がある方であればいつでもお問い合わせお待ちしています。